「となりのトトロ」の舞台にもなった、緑溢れるのどかな里山

nature ── 久米川

「となりのトトロ」の舞台にもなった、緑溢れるのどかな里山

都立八国山緑地

ジブリ映画「となりのトトロ」に出てくる「七国山」という地名を覚えていますか？　『都立八国山緑地』は、そのモデルとなった場所と言われています。なだらかな狭山丘陵の東端に位置し、園内全体にコナラやクヌギなどの雑木林が広がる里山です。
東西1.9キロメートルほどの尾根道は、適度なアップダウンがあり散歩やウォーキングにピッタリ。また公園内の数カ所に「ころころ広場」や「ひだまり広場」などの開けた敷地が用意され、のんびり芝生でピクニックを楽しむこともできます。
標高89.4メートルという低山ですが、抜けの良い場所からは辺り一帯を見渡すことも。もともと上野、下野、常陸、安房、相模、駿河、信濃、甲斐の8カ国の山々が眺望できたことが名前の由来と言われています。
他にも、運が良ければコゲラやルリビタキを観賞できる「ふたつ池」でのバードウォッチングや、四季折々の花や昆虫を求めて写真撮影に訪れる人も。西武園駅から徒歩5分、周囲を住宅街に囲まれているとは思えないほど、雄大な自然と澄んだ空気を思い切り満喫することができます。家族連れでも安心して歩ける、ゆるやかなハイキングをお楽しみください。